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東日本大震災の復興政策は「大失敗」…多くの人が今こそ直視すべき「厳しすぎる現実」


東日本大震災の復興政策は「大失敗」…多くの人が今こそ直視すべき「厳しすぎる現実」(山下 祐介) | 現代ビジネス | 講談社(1/9)

復興が失敗したのは、

時間を優先させなかったこと

法律を変え原状復帰以上の整備をしなかったこと

だと考える

 

時間については、予算の枠なのか人手のキャパの問題なのか、土地の嵩上げ工事に無駄に時間を費やしすぎた。原発については短期間て解決しない問題も多いが、津波被害はそうではなかったはず。人手が足りないなら、人手が足りない中でもどのように効率化すればいいのか、海外から確保できないのか、様々な検討が出来たはずだが、従来どおりの公共工事にしか見えなかった。何ら創造性がなかった。どうせ東北の田舎の寂れた町なのだから、時間かけたほうが複数年にわたって予算が取れるから、早く工事が終わらないほうが良いと言われているようだった。

何年経っても町は茶色い(土の)ままだった。

何年もかかったら、それまでに新しい土地で生活基盤を整える人が増えるだろうに。そうして土地の嵩上げが終わった頃には町にもどりたい人は激減し、結局は茶色いまま。

 

その嵩上げも何か意味のある付加価値が付いたものであればいいものの、災害復旧は原状復旧が原則というのが変わらず、何のひねりもない、嵩上げだけ。これを期に何か新しいことかな今後100年の町、国造りをしようという気構えが何もなかった。であれば出来上がったものは、衰退を加速させた町でしかなかった。

 

そこに住む人は創造的復興をとげた人もいる。企業も中には将来飛躍した企業もある。しかし、町や土地の枠組み自体も創造的復興を目指してほしかった。そもそも目指しさえしていなかったのに、失敗もなにもない。

このような話を自民党批判に絡めないで欲しい。政府の、官僚の、そうさせてしまった国民の失敗だろうに。

コロナ対策は、そもそも東日本大震災と同等の被害、未曾有の災害なんて起きていないにも関わらず、大騒ぎしてしまった、もしくは今回の記事の様に対策か悪いなどと批難すること自体、ナンセンスではないかと思わないのだろうか。季節的な影響のほうが余程影響力があったのではないか。